「ワクワク」が、使う人にも広がるデザインを。
“らしさ”を越えた「意外性」で、お客様を喜ばせたい
入社したのは2022年。大学で学んだ建築デザインを生かすため、コロナ禍の採用難でしたが必死に就職活動をしていました。説明会や面接などでお会いしたスペースパートナーズの社員の皆さんがとてもフランクだったので、そこも入社意欲が高まったポイントでした。今の直属の上司である松田(※他Design Storiesに登場)もとにかく話しかけやすいので、すぐ相談できてありがたいです。
現在の仕事内容は、空間のコンセプトづくりからデザイン提案まで。デザイナーとして日々お客様とコミュニケーションを取り、課題に応えるため手を動かし続けています。
デザインで特に意識しているのは、ちょっとした可愛さや面白さなど、ワクワクする「意外性」を盛り込むこと。例えば以前、青山にあるオフィスビルのデザインを担当しました。そこのテナントにはアパレルやデザインの会社が多いため、ファッション性の高い「ジーンズの再生素材」の活用にチャレンジしました。それが“青”色で“青”山という地名にもマッチしていて、とてもよいアクセントになったと思います。猫好きのお客様の案件では、壁に猫のシルエットを忍ばせる試みもしてみました。お客様の“らしさ”も大事にしつつ、思い切ってジャンプするほうが「面白いね!」と喜んでもらえることも多いです。

「ワクワク」を信じて、色も素材もこだわり抜いたオフィス
〈WORK ARENA YŌGA〉プロジェクトでは、社内コンペの準備に始まり、選ばれてからは実施設計、素材選び、図面作成に至るまで、松田と共に幅広く関わりました。特に思い出深いのが「静(CALM)」と「動(ACTIVE)」エリアの境目にある「BIMカウンター」。明るいオレンジが特徴ですが、提案したときは「派手すぎない・・・?」という社内の不安の声もちらほら(笑)。だけど「絶対このカラーが映えますから!」と確信を持っていたので、実現したときは本当に嬉しかったです。
あとはブレイクタイムに適した「PARK」エリアも、まるで公園でランチする時みたいに心が弾むよう、素材も色も明るく爽やかになるようこだわりました。
お客様への提案もそうですが、「なぜこれが良いか?」という根拠はもちろん大切。それに加えて自分の直感も大事にデザインすることで、使う人にも「ワクワク」が広がるように感じます。
座席の変化で、さらに進化する「一体感」
完成した〈WORK ARENA YŌGA〉で過ごしてみて、感じるのは「一体感」です。以前は隠れがちだったソロワーク席を無くし、壁際の席も外側ではなくフロアに向けて作ったので、お互いの顔が見えるようになりました。「動(ACTIVE)」エリアの机も自由に動かし組み合わせられるので、1人で作業しがちだった人も、プロジェクトメンバーと机をつなげて作業している姿をよく見かけます。でも毎日同じ席を選びがちな社員もいるので、そこはWOOPS(Work Space Operators)にサポートしてもらい、さらに流動化させていきたいですね。きっと新しいコミュニケーションが芽吹くはず。デジタルサイネージやイベントも、一体感をつくるために欠かせない仕組みだと思います。
〈WORK ARENA YŌGA〉は、私たちの愛情がこもった自慢のオフィス。ぜひ一度お越しいただき、この躍動する雰囲気を感じていただきたいです!また、お客様それぞれの課題に寄り添った提案も可能です。どんなお悩みにもデザイナーとして“パートナー”として、喜んで応えたいと思います。